レプチンを効果的に作用させるには

「食事制限とレプチンの関係」の項で、肥満の人が極端な食事制限をするとレプチンの効力を失わせることになると説明しました。では肥満の人がダイエットを成功させるにはどうすればいいのでしょうか。

簡単に言うと「少しだけ食事の量を減らす」のです。そうすれば大量に分泌されていたレプチンの量が少しだけ減少します。受け取りを拒否していた脳も許容範囲であればレプチンを受け取るようになります。そして脳に食欲の抑制を働きかけるようになるのです。またレプチンが脳において作用し始めると、脂肪細胞の分解や燃焼も促し、消費カロリーがアップすることになります。

食欲を無理に抑え込むのではなく、少しだけ食事量を減らして満腹中枢への刺激を無くすことなく効率的にダイエットを行えば、食欲は次第に正常に戻っていくはずです。そうなれば腹八分目の食事の実行が可能となるでしょう。食事量を少しだけ減らすということは摂取カロリーを抑えるということです。食べる量を変えなくても摂取する油の量を調整するだけでカロリーを減らすことはできます。

揚げ物に代えて焼き物にするとか、ノンオイルのドレッシングを使用するなどで簡単に油の量は調整できます。また、食事の際によく噛んで時間をかけてながら食べることでも食事量を減らすことができます。レプチンは分泌されたから脳に作用するまで約20分かかることがその理由です。つまり食事を20分以上かけて行うことで食べ過ぎを防ぐことができるというわけです。